食に気を付けていなければかなり無頓着なのが農薬。
私も農薬のことなどあまり考えもせずに、野菜などを食べていました。

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しかし、いわゆる化学物質過敏症になってしまい、体に様々な症状が出るようになってしまったので否応なく農薬や添加物について調べざるを得ません。
調べてみると、農薬に関してかなり深い闇が見えてきます。


●各国の農薬消費量ランキング

実は日本は世界第2位の農薬消費国です。

農薬使用量の図.gif
※耕作面積地あたりの消費量が世界第2位。

1位・・韓国
2位・・日本
3位・・イタリア
4位・・オランダ
5位・・ベルギー
6位・・ポルトガル
7位・・フランス
8位・・ドイツ
9位・・ハンガリー
10位・・スロベニア

なんとなく、意外です。
もちろん、各国で農地面積は違いますし、気象条件や作っている作物によって農薬の量は違うので単純な比較はできませんが、日本でこれだけ農薬が使用されているのは事実です。

2017年時点では日本は第3位にややランクダウン。
とはいえ、それほど変わりません。

しかし、なぜこれだけ農薬が使われているんでしょうか?その理由は?

●農薬や肥料を使わなければ売れる野菜が作れない

日本は品質の意識が高いですからね。
なので見た目がきれいな野菜でなければ売れません。

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見た目をキレイにするために農薬・肥料を使うわけです。
例えばほうれん草などは、美味しそうに見えるよう、葉の色を濃くするために過剰に肥料を与え、硝酸性窒素が非常に多いです。

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ところが硝酸性窒素は、肉や魚などと体内で結びつくと発がん性物質となります。
「葉物野菜は色の濃いものがいい」という話がありますが、実は誤解です。

農薬を使わない自然栽培で育った野菜は葉が淡い色をしているのです。


●年中出荷するため


スーパーに行けば一年中野菜があります。
それは農薬を使って野菜の成長を促進させているからです。

例えばいちごの旬は春先です。
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しかし、クリスマスケーキには普通にいちごが使われていますよね。
いちごは約40〜60回ほど農薬を撒きます。

しかも、いちごは皮を剥くわけでもなく、そのまま食べられるわけです。

ある県の農薬使用回数を示した表があります。

特筆すべきはキュウリ・・・
農作物慣行基準.png

促成だと76回も農薬を撒くわけです。
・・・単純に、野菜を多く食べれば健康になるなんて言えません。

●土壌が汚染されているため

これほど農薬や肥料を撒く裏側には、日本の土や野菜に病気が蔓延していることが挙げられます。
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するとなぜ山の木々や草は病気じゃないんだろう・・と疑問がよぎります。

実は土に肥料をやると野菜に硝酸性窒素が多くなり、それを食べるために虫が増えるのです。
虫が増えるから土壌消毒をせざるを得なくなるわけです。

土壌消毒とは、農薬の一種で虫から微生物まで皆殺しする薬です。

現在、肥料に頼り切った農作物が多い日本では土壌消毒なしには虫が食って作物が売れないため、やむを得ず土壌消毒が行われ続けています。


●まとめ

日本の野菜は農薬の使用量が多いので、海外のパンフレットには「なるべく野菜は食べないように」と書かれています。

かつて豊かであった日本の土壌を汚してしまったのは、土への理解が希薄になり、作物の形が整っていれば良しとする消費者にも責任がありますね。