農薬の種類は様々あります.


・殺虫剤
・殺ダニ剤
・殺線虫剤
・殺菌剤
・除草剤
・殺虫殺菌剤
・殺そ剤
・植物成長調整剤
・忌避剤
・誘引剤
・展着剤



以上のように、そのほとんどが虫や菌、ダニや動物を駆除する目的で使われます。
つまり、農薬とは純然たる毒物なわけです。

その中でも殺虫剤・殺ダニ剤に属し、有機リン系に位置するのがダイアジノンです。

ダイアジノン.jpg

ダイアジノンの効果、毒性、そして人体にはどのような影響があるのでしょうか?


●ダイアジノンの効果

稲に対してはウンカ、ツマグロヨコバイ。
野菜に対してはアオムシ、アブラムシ。
果樹にはシンクイムシ、カイガラムシなどに有効です。

農薬だけでなく、感染を防ぐ目的でハエや蚊、ゴキブリに対しても使用されます。
また、ペット用のノミ取り首輪にもダイアジノンを使用したものがあります。

●ダイアジノンの毒性

吸入、経口摂取により、神経系に作用する有機リン系共通の中毒症状が現れます。
具体的には縮瞳、唾液分泌過多、頭痛、嘔吐、痙攣など。

ダイアジノンの一日許容摂取量は0.002mg/kg。
120℃に加熱されると分解し、窒素酸化物やりん酸化物、硫黄酸化物などの有毒ガスを生じます。

また、強酸や塩基と反応して、猛毒のチオピロリン酸テトラエテルを生成するケースもあります。

ダイアジノンはシックハウス症候群の原因となるとして、厚生労働省は室内空気中化学物質濃度を0.02ppbに定めています。

水生生物への毒性が強く、鳥類やミツバチへの影響も報告されています。
かつて劇物指定されていましたが、2009年に毒物及び劇物取締法の一部改正で劇物指定は解除されました。

とはいえ、毒物であることに変わりはありません。

●浸透移行性はないということだが

ダイアジノンは浸透移行性はないと言われています。
つまり、植物の根から吸収されることはないと。

ゆえに害虫のみに効くということです。
だから安心してダイアジノン使用していいとか、安心して野菜が食べられる・・・とは言えない気がします。

なぜなら厚生労働省がダイアジノンはシックハウス症候群の原因になると言っているわけですし。

ダイアジノンの注意書きにはこう記されています

公園等で使用する場合は、使用中及び使用後(少なくとも使用当日)に小児や使用に関係のない者が使用区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払ってください。


水産動植物(甲殻類、ドジョウ、ボラ)に影響を及ぼす恐れがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意してください。比較的低濃度で魚が平衡失調等を起こすので、養殖池等周辺での使用は避けてください。


これを読むとやはり毒物なんだな・・・と思います。

●まとめ


確かに農薬とはありがたいものです。
撒くだけで害虫を一掃してくれるわけですからね。

けれど、農薬を使うにはそれなりのリスクを伴うことも事実です。
リスクをわかった上で利用するのがいいでしょう。