
これって一体何なのでしょうか?
アミノ酸と聞くと、ちょっと体に良さそうなイメージがあります。
では実際のところどうなのでしょうか?
その正体は?
●調味料(アミノ酸等)とは?
調味料(アミノ酸等)とは、グルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸などの「うま味」を演出する物質を精製した調味料の総称。
要するに、うまみを感じさせる何種類もの添加物をまとめてそう呼んでいるということです。
なので、アミノ酸等とアミノ酸は違います。
ちなみにアミノ酸は、生体のタンパク質の構成ユニットとなる「α-アミノ酸」を指します。
●調味料(アミノ酸等)の中身
調味料とは言っても、アミノ酸等とはいわゆる添加物。化学調味料です。
アミノ酸等は
・アミノ酸
・核酸
・有機酸
・ミネラル(無機塩)
この4種類のどれかが混ざっていれば「等」と表示できるわけです。
調味料(アミノ酸等)の主成分は、化学調味料のグルタミン酸ナトリウム。
そのほか、アミノ酸系の例を挙げてみると
・L-アスパラギン酸ナトリウム
・L-アルギニンL-グルタミン酸塩
・グリシン
・DL-トリプトファン
・DL-トレオニン
・L-バリン
・L-フェニルアラニン
・L-メチオニン
・L-リシン塩酸塩
などなど・・・まだまだあります。
その他に核酸の6種、有機酸の17種、無機塩の11種類あります。
これだけの添加物が、目的に応じて何種類も「調味料(アミノ酸等)」という文字の中に含まれています。
●なぜ調味料(アミノ酸等)と表示するのか?
なぜメーカーはこぞって調味料(アミノ酸等)と表示するのでしょうか?
その理由は・・・
・すべて表示したら原材料表示の欄が足りない
・原材料表示を見た時に、わけのわからないカタカナが並んでいたら不気味がって買わない人がいる
さらに、表示をまとめてしまってアミノ酸等と表示すれば、あわよくば「アミノ酸は体にいいからありがたい!」などと勘違いして買ってくれる人もいるからです。
すべてがメーカーの都合な感じがしますね。
●調味料(アミノ酸等)は健康被害に至る?
もちろん、少量くらいの摂取なら健康被害まで及ぶことはないでしょう。
しかし、過剰摂取したならば健康被害は出るでしょう。添加物は純然たる毒物なので。
それ以上に、問題なのが「味覚」です。
今の子供はグルタミン酸ナトリウムの味を「おいしい」と感じて、昔ながらの味をおいしいと感じられなくなってきています。
つまり、本人は添加物の入ったものを積極的に選ぶことになり、その結果健康被害に至ることは十分にあり得ます。
また、心と身体は密接につながっています。
食の乱れは、健全な身体を育むことはできません。
ならば健全な心を育むと言えるでしょうか?
もちろん、今の時代すべての添加物を避けることは不可能に近いです。
お惣菜や加工品に頼ることもあるでしょう。
でも、その次は手作りにするなどのちょっとした心がけは大きな差になってくるでしょうね。
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