人工甘味料として、2000年以降に急速に普及したのがスクラロースですね。

清涼飲料水をはじめ、アイスクリームや菓子パン、健康食品に至るまで幅広くスクラロースが使われています。
意外にもスナック菓子にも使われているのです。
スクラロース.jpg
そんなスクラロースってどんな甘味料なのでしょうか?

そして本当に安全なんでしょうか?
表向きに言われている安全性と、報告されている危険性をまとめてみました。


●スクラロースとは

スクラロースは1970年代、ロンドンのクイーンエリザベス大学にて、ショ糖の化学修飾実験の際に発見されたとされています。
しかし、新しい農薬の開発中に偶然発見されたという説もあります。

砂糖のように上質な甘味でありながら、サッカリンナトリウムやステビアなどのように渋みがないのが特徴です。
また、熱に対する安定性も従来の甘味料に比べると優れている利点を持っています。

スクラロースは虫歯の原因になる糖が含まれていないので虫歯の原因とならないのも利点です。
糖がないので血糖値も上げないとされています。

砂糖の約600倍の甘味度を持っており、日本で許可されたのは1999年。
以降、アセスルファムk(カリウム)と同様に清涼飲料水をはじめ多くの食品に利用されるようになりました。

●スクラロースの安全性

スクラロースを摂取すると60〜90%が吸収されずに糞中に排出され、残りはほとんど代謝されずに尿中に排出されるとされています。
安全性試験では発がん性や催奇形性、抗原性は認められていないと言われています。

1日の摂取許容量は体重1kgあたり15mg。

●安全性に対して思ってしまうこと

スクラロースは安全試験済みで、特に害はないということです。
と、ここで思ってしまうのは、「便秘の人はあまり糞中に排出できないけどどうなんだろう・・」とか、「安全ならなぜ1日の摂取許容量が設定されているんだろう?」ということです。

そこらへんのデータとか理由も知りたいところなんですけどね。

●スクラロースの危険性

・環境ホルモンに酷似
スクラロースは自然界には存在しないハロゲン化合物であり・・
ダイオキシンやトリハロメタン、PCB( ポリ塩化ビフェニル)、DDTなどと分子構造が類似しています。

いわば、農薬とか環境ホルモンと言われるものですね。。
安全ですと言われても、毒物と似ている構造というのはちょっと抵抗があります。

・下痢を促し、流産する可能性?
スクラロースは体内に吸収されない構造なので体が異物と判断し、排出しようとします。
そのため下痢になることがあります。

スクラロースを使った動物実験では妊娠中の動物に与えたところ、半分近くの試験動物が下痢を起こし流産したというデータがあります。

もちろん、人間の場合は流産するとは限りません。動物と人間の体はちょっと違うので。
ただ、妊娠中の方は避けるに越したことはないでしょうね。


・熱すると有毒ガスが出る?
スクラロースを138度以上で加熱した場合、化合された塩素から有毒ガスが出るという内部告発がありました。
これは2003年の国会でも取り上げられています。

クッキーを210度で8分焼いた場合において、塩素ガスは検出されなかったというのが食品保健部長の答えでしたが。
結局、ガスは出るの?出ないの?一体どっちなんだ?

もちろん、清涼飲料水などを138度以上に熱することなどないので普段の生活でそれほど敏感になる必要はないお話ですが、こういう告発があったのも事実です。

・実は血糖値を上げる?
スクラロースは糖が含まれていないので血糖値を上げないとされています。
しかし、ワシントン大学で糖尿病でない肥満の人に水とスクラロースを飲んでもらった実験データがあります。

1回目・・・水を飲んでもらった後、ブドウ糖負荷試験
2回目・・・スクラロースを飲んでもらった後、ブドウ糖負荷試験


糖が含まれていないのならどちらも同じになるはず・・
しかし、実際はスクラロースを飲んだときに血糖値が上がったのです。

インスリンを分泌する膵臓細胞はグルコース(ぶどう糖)以外の甘味料にも反応してインスリンを分泌することがわかったのです。


●まとめ

虫歯にならず、砂糖より血糖値を上げず、しかも上質な甘味。
それゆえ、スクラロースは急速に普及していったわけですが、危険性を叫ぶ声も多いです。

反対に安全だとする声も多いです。

もちろん、人工甘味料のおかげで経済が良くなり、人の暮らしが豊かになることも大いにあります。
一概に否定はできません。

なので消費者ができることは情報を知ること。
それで判断材料が増えます。

危険性と安全性を言われると確かに「どっちなんだ?」と判断に困りますが、調べてみると過剰摂取じゃなければ大丈夫かな・・と考えることもできます。確かにそういう感じですよね。
でも妊娠中は避けたほうが良さそうですし。

今の時代、完全に添加物を避けるのはほぼ不可能。
もし健康を望むなら「加工食品を食べたから次は手作りのものを食べよう」という意識が大事ですね。